仮想通貨と電子マネーの違いを解説 ビットコインやSuica違いを簡単に覚えよう!
仮想通貨は世界で、電子マネーは国内でしか使えません('ω')ノ
改めて確認しておきましょう(´ー`)
【仮想通貨と電子マネーの違いとは?】
「仮想通貨って、そもそも電子マネーではないの?」
仮想通貨の認知が少しずつ広まるにつれ、素朴な疑問として、こういった声もよく聞かれますね👂🏻
たしかに、仮想通貨も電子マネーも「お金としての価値を持ったデジタル情報」という点は共通していますが、その本質は大きく異なるものです。
2019年は仮想通貨も更に盛り上がりを見せる雰囲気もバンバンでていますので今一度ここで知っておきましょう🕴
◆違いその1:価格の変動
電子マネーで身近なものといえば、JR東日本のsuicaや、イオングループのWAONなど、一枚のカードに現金をチャージして使うタイプのものでしょうか🙄
Suicaは当初、切符の代わりに、あらかじめ現金をチャージしたカードで運賃を精算する、プリペイドカードとしてスタートしました。
しかしその後、運賃だけでなくコンビニや自動販売機、ショッピングセンターでの支払いもできるようになったり、またチャージの方法もクレジットカードからの自動チャージが可能になったりとその利便性はどんどん向上しています✨
このような、電子マネーの基本的な考え方としては「現金を電子データに変換して使う」ということになります。そのため、チャージした現金分の価値が上がったり下がったりすることはありません。10,000円分の現金をチャージすれば、ずっと10,000円として使うことができます。
一方の仮想通貨は、「通貨」の名のとおり、価格が変動します📈
日本円や米ドルといった法定通貨のように、その時々の需給の状況によって、価格が上下するのが仮想通貨です。
今は暗号資産と名称が変わりますが、その方が考え方としては分かり易いかもしれませんね!
たとえば、現金10,000円分の仮想通貨という資産を購入したとして、その資産を買いたい人が増えれば価格は上がり、10,000円以上の価値がつきます。逆に売りたい人が増えれば価格は下がって、価値は10,000円を割り込みます。
仮想通貨は需要と供給で価格が決まります。
これは金(GOLD)や株も同じことが言えますね。
その資産に価値があると感じ需要が増えるから価格が上がり、いらないと思われてしまえば価値は下がります。
仮想通貨は買い物の決済に使うこともできるので、その点は電子マネーの使い方と共通しています。しかし、このような仮想通貨の価格の変動という特徴に注目し、投資目的で購入されることも一般的です。
◆違いその2:発行・管理元
電子マネーの発行や管理は、企業が行っています。上述したJR東日本やイオングループなどがそれにあたります。
なので、使い勝手が向上しているとは言え、特定の地域やお店など、使える範囲は限定されているのが実情です。
これに対し、仮想通貨には特定の発行・管理主体がありません。
特定の発行・管理主体がない、ということは、使える範囲も限定されない、ということです。
仮想通貨は、インターネットの環境があればいつでも、世界中のどこでも使うことができます。
また、個人間での取引も可能です。
たとえば誰かに入金や送金をする場合、現金であれば、銀行などを介在する必要がありますが、仮想通貨にはその必要がなく、直接相手と取引することが可能となるのです。
「発行・管理元が存在しないのに、どうやって信頼性を担保しているのか」という疑問を持たれる方もいると思いますが、その秘密は「分散型管理」というしくみにあります。
仮想通貨の膨大な取引データは、特定のコンピュータではなく、世界中にある複数のサーバによって共有されています。
1か所のサーバのデータを改ざんしようとしても、そのほかのサーバによって共有されているデータを参照して、正しいデータを判断します。また、複数台のサーバのデータを改ざんするためには、かなりの時間や労力が必要となるため、データの改ざんはほぼ不可能と言われています!
また、多くの仮想通貨には、発行数の上限がプログラムによって設定されているため、インフレを起こすこともありません。
◆まとめ
仮想通貨と電子マネー、共通する部分もありますが、その考え方には大きな違いがあります。
・電子マネーは国内でしか使えないけど元本割れするリスクはないお金。
・仮想通貨は元本割れするかもしれないけど世界中で使える資産。
まずはざっくりでもこういう認識があればOKだと思います。
どちらにも、メリット・デメリットがあり、特徴をよく押さえたうえで、使い分けていきましょう!
最後に…
同じ1万円で10年後に今と同じ物が買えますか?
今も物の値段が上がったり、量が減ったりしています。
今持っている1万円が1万という「価格」は変わらなくても、今後も同じ「価値」のままあり続けるとは限りません。
需要が増加傾向にある世界中で使える仮想通貨という資産に、是非一度触れてみてはいかがでしょうか(´ー`)